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七面鳥やマンドリル、一見すると気味の悪く孔雀や犬、猫に比べておよそ愛らしさや華麗さにはかけ離れやすいモチーフを選ぶのは、古典文学のアッタール作・黒柳恒男訳「鳥の言葉」に記された文章より、

(鳥の王を決めるとき)

”ソロモン(預言者)に求められる者(鳥)はだれもその頭上に冠(とさか)があればふさわしい”

この言葉に深く感銘を受けたことによるものです。

私は「その頭上に冠を戴くものはだれもがすべての王である」と唱えたい。

例えそれがどんなにみすぼらしいと笑われても。

うわべの姿だけで笑われてしまう者を、「美しいもの」と同等、あるいはそれ以上に魅力的に作ることが出来たならと切に願う心からのオマージュです。

「たいせつなもの」に向けられるものは線の鋭角さや切り口の刃の「美しさ」ではなく、この一瞬の会話による慈愛でありたい。

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