夏の夜の夢

#残暑見舞い申し上げます 🌻

#お盆 ですね


うたた寝をしていたら夢にインコがでてきたので、あらもうお還りになったのかしらと13日の迎え団子を一足早く作ることに。


犬を連れて毎夜歩いていた頃、大通りの直線道路を端から端までを道路に沿って歩いて行くのが常でした。

夏の夜にいつものように犬を連れて歩いていると、突然後ろから中学生くらいの女の子に声をかけられました。

女の子の他に数人年違いの子供たちがぞろぞろと小走りに駆けて行きます。

犬が可愛いという話からはじまり、近くの塾の帰りだということや近くの養護施設に預けられていることの身の上を語りだすので不憫に思って相槌を打ちます。

そのうちに自分はこの突き当たりの交差点で2度もはねられて入院していたと、可哀想な事情と気丈に振る舞う笑顔と言葉を交互に話すことの心理に寂しさがあることを十分に察して、

怪我の予後はどうか、ご飯は食べているか、いじめられていないか、と歩幅を緩めながら

一般的な家庭の女の子が周りの大人からかけられる愛情の言葉を努めて話してあげます。

道も半分を過ぎた頃、女の子はやはり、「話を聞いてほしかったから嬉しい。」と溢しはじめました。

私は「いつも夜はこの犬を連れて歩いているから見つけたらいつでも声をかけにおいで」と言い、お菓子が食べたいと女の子が言っていたので、今度会ったらお菓子をあげるからね。と約束しました。

もうすぐ道路の端っこの突き当たりが見えてくると「もう行かないと」と私にお礼を告げて、養護施設の子供たちと走って帰って行くのを後ろから見送りました。

あれからもうずーっとその一歩道を通りましたが、一度もあの子達を見かけることも、声を掛けられることも無かったので寂しく思いながらも、この道路の端っこの高架下の交差点に欠かさず花が手向けられるのを見ると、だれかの心残りを救えたのだろうかと閑かに安堵する気持ちが湧きます。

今年の夏もあの一本道の交差点を通ると、そういえば年の頃数えて成人した頃だろうかといとおしく思ったりもします。

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安栖 千晶 あとりえきりえ

切り絵作家 彩色切り絵を研究 Asu Chiaki Paper cut out artist My paper cut out work are coloring paper cut out. Art of coloring and cutting out only one sheet of paper.